はじめての採用ブランディング、その進め方や発信方法をご紹介

応募者の数・質の向上や、定着率向上などを目的に実施する「採用ブランディング」ですが、はじめて取り組む場合、「何から手をつければ良いか分からない」「進める際のポイントを知りたい」という人事・採用担当者の方も多いと思われます。
この記事では、採用ブランディング実施する手順や発信方法について具体的に紹介していきます。

採用ブランディングの進め方

採用ブランディングを進めるには以下のステップを追うことが重要です。

1. ブランドリサーチ・アセスメント

まずは自社の分析を行います。採用市場におけるポジションや、競合他社との比較、自社の訴求ポイントなどを明確に把握することで、統一感をもったイメージ戦略が可能になります。

2. 採用ターゲットを明確にする

誰に向けて情報発信していくか、ターゲットとなる人物像を明確にします。スキルや経験といった要件を満たすことはもちろん、趣味や価値観などのパーソナリティーまで具体的に落とし込んだ人物像（ペルソナ）を設定します。

3. 採用コンセプトを設定する

ペルソナ設定した求職者に向けて「自社の強みや魅力を、どう伝えるか」という戦略の核になるコンセプトを決めます。情報発信の方法によらず一貫性のあるメッセージは浸透させやすく、5年先、10年先も見越してぶれのない採用戦略を立てることができます。

発信方法を決定する

採用ブランディングの軸が固まったら、自社の情報を発信する手段を検討します。自社の採用サイトやオウンドメディア、X（旧Twitter）やInstagramなどのSNS、セミナーや会社説明会などのリアルイベントなど、選択できる発信チャンネルは無数に存在します。まずはどのうような発信チャンネルがあるかを把握し、利用者層や重視される内容など、それぞれのメディア・チャンネルの特性に合わせて効果的に情報発信することが重要です。

採用サイト（採用ホームページ）

採用ブランディングにおいて、自社で運営する採用サイトは「伝えたいメッセージを自由に表現できる」「コンテンツのボリュームや内容に制限がない」「自由なレイアウトデザインで印象をつくることができる」といった理由から、とても重要な位置付けにあります。他の様々な媒体で伝えきれなかった内容をホームページで補完する、社員インタビューで働く人のリアルな声を届ける、といった役割で、採用ブランディングの中核となるのが採用サイトです。

ブログ・オウンドメディア

ブログは、SNSのように情報がフロー（流れる）していくメディアと違い、ストック（蓄積）していくメディアです。カテゴリー別に様々な情報をストックしていくことで、過去に投稿した記事も含めて多くのメッセージを継続して伝えていくことができます。

SNS

X（旧Twitter）やInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSを、ブランディングに活用する企業も増えてきました。SNSは開設にイニシャルコストがかからないというメリットがありますが、継続して運用するための人的コストには注意が必要です。SNSはシェア・拡散によって幅広く多くの人材にリーチできるのが大きな強みです。また、画像や動画でのアピールにより、文字だけでは伝わりにくい魅力やリアルな雰囲気を発信することができます。

セミナー・会社説明会

セミナーや会社説明会などのリアルイベントでは、求職者と直接会って企業のカルチャーや仕事の魅力を伝えることができます。就活・転職イベントであれば、就職意欲の高い求職者へアプローチできる機会ですので、ブースづくりや会場で流すコンセプトムービー、登壇する社員の人選など、自社のファン化を促すため差別化されたイベント企画が必要になります。

まとめ

採用ブランディングは、長期的に継続するほど効果を発揮する方法論です。
競合他社との差別化をはかり自社の優位性を求職者に示すには、いち早く迅速な対応のもとで改善を繰り返し、ブラッシュアップを続けることが必要となります。

ライオンハートでは、戦略レベルから採用ブランディングのお手伝いを行なっています。
まずは相談に乗って欲しい、成功事例が知りたい、など興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。